この記事では、以下についてまとめています。
・NISA貧乏の定義と、広まった背景(新NISA拡充・SNSの影響)
・年収800万円(手取り600万円)で年間360万円を投資している実際の資金配分
・「生活を削って投資すること」は本当に問題なのかという考え方
・「買えるけど買わない」と「買えない」の本質的な違いと投資の前提
・NISA貧乏のデメリットを踏まえたうえで、それでも放っておけばいいと考える理由
最近、ネットやニュースで
「NISA貧乏」という言葉を見かけるようになりました。
実際、この言葉は国会の議論でも取り上げられ、
新NISAの拡充によって、
生活を切り詰めてまで投資に回す人が増えているのではないか
という問題提起として使われています。
ですが、個人的にはこの議論を見ていて
正直こう思いました。
「NISA貧乏って、別に放っておけばよくない?」
今回は、その理由を整理して書いてみます。

※画像はChatGPTにより生成。
そもそも「NISA貧乏」とは何か?
まず簡単に整理しておきます。
「NISA貧乏」とは一般的に
- 新NISAの投資枠を使うため
- 生活費を削ってまで投資に回す
- その結果、日常生活が苦しくなる
という状態を揶揄した言葉です。
このテーマは国会でも取り上げられた話題となっています。

なぜ「NISA貧乏」という言葉が広まったのか?
2024年に行われた新NISAの拡充によって、
年間投資枠:最大360万円
生涯投資枠:1800万円
と大きく制度が拡大しました。
政府は「貯蓄から投資へ」という流れを後押ししている一方で、
将来のために今を犠牲にする人が増えているのではないか
という議論が出てきた背景があります。
さらに近年では、SNSやYouTubeなどで
- 積立額の公開
- 資産額の比較
- 投資実績の発信
といった情報が増えています。
その結果、生活を切り詰めてまで
投資を優先する人を揶揄する言葉として、
「NISA貧乏」という表現が使われるようになったと考えられます。
もしかして私もNISA貧乏?
現在、私はこどおじ会社員として、資産形成に勤しんでいます。
年間収入は約800万円(手取り600万円)程度で、
年間支出の予定は、
- 新NISA:360万円
- 生活費・固定費:100万円
- 実家への入金:7万/月
- 携帯代:0.5万/月
- 食費(個別調達):10万/年 - その他:140万円※月約12万自由に利用可能
となっています。
月12万円程度の自由に使える資金も、
極力利用せずに翌年の年初一括投資に回したいです。
まさに、
俺、該当してるんじゃね!?
ということで記事の執筆に至りました。
次のセクションからNISA貧乏についての考えを記載します。
※尚、詳細な支出内訳はこちらでまとめています。
投資している時点で「本当の貧乏」ではない
まず前提として、投資ができている時点で、
最低限の生活費を確保できているケースが多いのではないかと感じます。
投資ができているのであれば、
- 家賃
- 食費
- 水道・光熱費
- 通信費 等
が最低限払えているということです。
※一般的な節約生活と大きな差はない印象。
つまり、
- 投資できる人
- そもそも投資する余裕がない人
この2つは、状況がかなり違います。
本当に生活が厳しい人は、
NISAや資産運用の話題にすら参加できません。
そのため「NISA貧乏」が社会問題のように扱われていることには、
正直少し違和感があります。
投資は自分の意思でやっている
もう一つ重要なのは、投資は完全に自己判断で行うものだという点です。
例えば、
- 月1万円積立
- 月5万円積立
- 月10万円積立
これらはすべて自分で決めている金額です。
※自身が必要性を感じて将来に備えているだけ。
もし生活が苦しくなるのであれば、
積立額を減らせばいいだけの話です。
もちろんほしいものができたときも、
積立額を減らせばいいだけの話です。
体験にお金を使いたくなったら、
積立額を減らせばいいだけの話です。
つまり、資産形成の継続に際して、
個人の資金配分として納得感があれば、
とやかく言われる筋合いは無いと思います。
もし、NISA入金がきついのであれば、
支出削減だけでなく、転職、副業、スキルUPなどで
収入を上げるという選択肢が合理的だと思います。
もちろん、SNSなどの影響で「投資しなければいけない」
という空気感に流されてしまうケースもあると思います。
その点については注意が必要ですが、
それでも最終的に判断しているのは個人である、
という点は変わらないと感じています。
「買えるけど買わない」と「買えない」は全然違う
ここが一番重要なポイントだと思っています。
世の中には大きく分けて、
① 買えるけど買わない人
② そもそも買えない人
の2種類がいます。
NISAで投資をしている人は、基本的に①です。
NISAで購入する投資信託などは流動性が高く、
必要になれば比較的簡単に現金化することができます。
(※相場によっては元本割れでの売却となる可能性は注意。)
つまり、「使おうと思えば使えるお金」が資産として手元にある状態です。
そのうえで、
外食を減らす
旅行を控える
無駄遣いを減らす
といった形で、お金の使い方の優先順位を自分で決め、
「今使うか」「将来の資産に回すか」を判断しています。
現金化できる資産があるという安心感は大きく、
資産形成のメリットの一つは、この精神的な余裕だと思います。
多少生活が質素になったとしても、
将来に備えた資産があることで心のゆとりが生まれる。
そう考えると、
それを「貧乏」や「社会問題」と呼ぶべきなのかは、正直疑問です。
参考:NISA貧乏をするデメリット
本章では、より客観的な意見のご紹介として、
NISA貧乏をするデメリットを生成AIに答えてもらいました。
参考程度に見ていただけると嬉しいです。
以下、ChatGPTにより生成。
① 若い時に使えるお金が減る(体験の機会損失)
投資にお金を回すほど、旅行・趣味・交友関係などに使えるお金は減ります。
若い時は「時間・体力・好奇心・行動力」が揃っているため、
体験の価値は年齢とともに再現しにくくなります。
つまり、若い時に使う1万円と40歳の1万円では、
体験価値が同じとは限りません。
投資を優先しすぎると、人生経験の積み上げが遅れる可能性があります。
② 体験の「複利」が減る
投資に複利があるように、経験にも複利があります。
例えば
海外旅行 → 英語に興味 → 海外勤務 → 国際ビジネス
のように、1つの経験が次の選択肢を生みます。
経験は早いほど広がりやすいため、投資の複利を優先しすぎると、
経験の複利を逃す可能性があります。
③ キャリア投資が遅れる可能性
若い時のお金は、消費だけでなく人的資本への投資にも使えます。
例えば
資格
スキル
留学
転職準備
副業
などです。
場合によっては、投資の年利5%よりも
スキル投資や転職の方が大きなリターンになることもあります。
投資に集中しすぎると、こうしたキャリア投資が後回しになる可能性があります。
④ 市場リスクを過信してしまう
NISAでは
S&P500
全世界株
などの長期投資がよく推奨されます。
しかし、これは過去の実績が強いだけであり、
将来も同じとは限りません。
若いうちから資金を大きく投入すると、
資産の大半が市場リスクに依存する状態になる可能性があります。
⑤ 海外投資による資金流出
現在のNISA投資は
米国株
全世界株
に集中しています。
つまり
円 → ドル → 海外株
という資金の流れになります。
結果として、日本企業への投資は相対的に増えにくくなり、
マクロ視点では円資産から外貨資産へのシフトが進む可能性もあります。
結論:NISA貧乏は勝手にやらせておけばいい
結局のところ、いくら投資するかは、
完全に個人の選択です。
生活費を削って投資する人もいれば、
今の生活や体験を優先する人もいます。
どちらが正しいという話ではなく、
お金の使い方の優先順位の違いに過ぎません。
また、NISAで投資している人の多くは
「使えないお金」を作っているわけではなく、
必要になれば現金化できる資産を持っている状態です。
そのうえで、将来の安心感を優先するか、
今の体験を優先するかを自分で選んでいるだけです。
だから個人的な結論としてはシンプルで、
NISA貧乏は、別に放っておけばいい。
本人が納得してやっている資産形成なら、
外からとやかく言うような問題ではないと思います。
少なくとも私は、そうしたスタンスで向き合っていきたいと考えています。
この記事が、
少しでもヒントになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。







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