こんにちは、きょうにぃです。今回は少し厳しい内容になります。

結論からお伝えすると、私はゲーム実況をおすすめしません。

もちろん、ゲームが好きで趣味として配信することを否定するつもりはありません。

しかし、

  • ゲーム実況で稼ぎたい
  • 有名になりたい
  • 副業として成功したい

という目的で始めようとしているのであれば、私はおすすめしません。

私は約5年間、約2,800時間ゲーム実況を続けてきました。

その経験を通して感じたこと、そして公開されている統計データを踏まえて、「なぜおすすめしないのか」をお話ししたいと思います。

統計データから見るゲーム実況の現実

まずは、私個人の話ではなく、ゲーム配信市場全体の現実を見てみます。ここでは、私がメインで配信していたTwitchの統計データを参照したいと思います。

Twitchでは、収益化(Affiliate)している配信者のうち、約7割が平均同時接続5人以下と言われています。平均同時接続50人以上となると、数%程度です。

引用:Majority of Twitch Affiliates have 0-5 AVG Viewers [SullyGnome] : r/Twitch

つまり、収益化を達成した配信者であっても、多くの人は数人の視聴者に向けて配信しているということです。

また、平均同時接続数と収益にはある程度の相関があり、同時接続が少ないうちは収益もほとんど趣味レベルに留まるケースが一般的です。以下はChatGPT調べですが、毎日配信して200人以上の人を集めてようやく副業水準の収入が得られるとされています。

「ゲーム実況で生活する」という世界は、私たちが思っている以上に狭き門なのです。※私もTwitchで1万円稼ぐにはどのくらい頑張る必要があるかを記事にしたことが有るので、リンクを貼っておきます。(私自身が以前試算した内容とも、おおむね一致する結果でした。)

私が2,800時間ゲーム実況を続けた結果

ここからは私自身の話で、約5年間、合計約2,800時間ゲーム実況を続けてきました。
平均同接:3.7人、累計フォロー数:427人とお世辞にも成功したとは言えない結果です。

これまで114$(約2万円)の収益も発生しましたが、配信時間だけで単純計算すると時給はなんと約7円程度です。

さらに実際には、

  • 配信環境の整備(ソフトの設定等)
  • SNSでの告知
  • 配信設定
  • アーカイブ確認

なども行っていますので、実際の時給はこれよりさらに低くなります。ゲーム配信を行うために機材類も購入してますので、完全に赤字です。(笑)

もちろん、お金だけを目的にやっていたわけではありませんが、「副業」として考えると、非常に厳しい結果だったというのが率直な感想です。

なぜゲーム実況はここまで厳しいのか

ライバルが多すぎる

ゲーム実況は、比較的参入障壁が低く、スマホやPC、配信ソフトさえあれば誰でも始めることができます。参入障壁が低いということは、それだけライバルも多いということです。

ゲームが上手い人、話が面白い人、毎日10時間以上配信している人など、非常に多くのライバルがいます。そうした人たちと、新しく始めた配信者が同じ土俵で競わなければならないのが現実です。

そもそも見つけてもらえない

私が一番伝えたいのはここで、新人配信者が視聴者に見つけてもらう方法は、大きく分けると次の4つです。

  • Twitchのおすすめ表示
  • ゲームカテゴリからの検索
  • SNSからの流入
  • 対戦相手など偶然の流入

しかし始めたばかりでは、上記の流入経路のほとんど恩恵を享受できません。

まず”おすすめ”ですが、有名なストリーマーの方々が基本的に紹介されるため、小規模な配信者の情報はほとんど載りません。また、”ゲームカテゴリ”でも人気ゲームになればなるほど他チャンネルに埋もれて、上位表示されません。さらに、”SNS”も初期はフォロワーがいない状況からスタートするため、十分な集客は見込めません。

残りは「対戦相手などからの偶然の流入」です。ただし、この流入経路からの視聴者数はそれほど多くありません。また、マッチ終了後に離脱してしまうケースがほとんどであり、継続的な視聴者の獲得にはつながりにくいというのが私の所感です。

つまり、そもそも存在を知ってもらうこと自体が難しく、ゲームが上手いかどうか、面白いかどうか以前に、評価される機会がほとんど無いのが現実です。

ゼロ人配信は想像以上につらい

配信を始めたばかりの頃は、視聴者が0人という状態は決して珍しくありません。私自身も活動を始めた当初は、自分以外に誰も配信を見ていない状態で配信を続けることが何度もありました。

それでも、「次の瞬間に誰かが来てくれるかもしれない」と思いながら話し続けなければなりません。無言でいると、たまたま訪れた視聴者がすぐに離脱してしまう可能性もあるためです。実際、何時間も壁に向かって一人で話し続けているような感覚になることも少なくありませんでした。

こうした時期は、多くの配信者が最初に直面する大きな壁だと感じています。モチベーションを維持しながら配信を続けるのは簡単ではなく、この期間を乗り越えられる人は決して多くないのではないでしょうか。

面白いだけ、ゲームが上手いだけでは足りない

「ゲームが上手ければ伸びる。」、「面白ければ人気になる。」と思われがちですが、現実はもっと厳しいです。前述したように、そもそも見つけてもらえなければ、評価される土俵に立つことすらできません。

だからこそ、現在は配信だけではなく、

  • YouTube動画投稿
  • ショート動画
  • SNS

などを活用して、自分を知ってもらう導線を作ることが重要になっています。

戦略面では、一定の視聴需要がある一方で、実況している配信者がまだ少ないゲームタイトルを意図的に選定し、配信することも重要です。また、視聴者参加型企画などを実施し、視聴者が配信に明確な目的を持って参加できる環境を作ることも、一定の効果があると感じました。

好きなゲームを自由に遊べなくなる

ゲーム実況を始めると、視聴者需要を意識した活動が必要になるため、「今日はこのゲームで遊びたい」ではなく、「今日はこのゲームの方が視聴者に見てもらえそうだ」という考え方になる場面が増えていきます。

また、ゲームごとに視聴者層は大きく異なります。あるゲームでは毎回見に来てくれていた人が、別のゲームを配信すると来なくなることも珍しくありません。さらに、視聴者参加型配信には来てくれても、個人プレーのランクマッチ配信では来ないというケースも数多くあります。

これは視聴者が悪いという話ではなく、多くの視聴者は「ゲーム」や「企画」に興味を持って配信を見に来てくれています。そのため、どのゲームや企画でも見に来てくれる「自分自身のファン」を作ることは、想像以上に難しいということは理解しておく必要があります。

それでもゲーム実況を続ける理由

ここまでゲーム実況の厳しい側面についてお話ししてきましたが、それでも私はゲーム実況を完全にはやめていません。理由はシンプルで、どうせ一人でゲームを遊ぶのであれば、配信しながら遊んだ方が機会損失がなく、新たな交流が生まれる可能性もあると考えているからです。

もちろん、何よりもゲームそのものが好きで、純粋に楽しんでいるという理由もあります。

また、これまで応援してくださった視聴者の方も少なからずいらっしゃいます。その皆様と交流できる場を残しておきたいという思いも、配信を続けている理由の一つです。

ただし、現在は毎日配信を行い、ゲーム実況チャンネル自体の規模拡大を目指すような活動はしていません。以前のようにチャンネルを大きくすることを最優先にするのではなく、これまで築いてきたコミュニティを大切にしながら、無理のないペース(週1回程度)で配信を続けるというスタンスへ変えています。

活動内容を方向転換した理由

最近は活動方針を大きく変え、資産形成やキャリア形成をテーマとしたYouTubeチャンネル「きょうにぃ 学び・継続・こどおじ投資ch」を運営しています。こちらは約1年間で登録者数が0人から約300人まで増加しました。大ヒットと呼べる規模ではありませんが、着実に成長を続けています。

活動方針を変えたきっかけは、ゲーム実況を約5年間続ける中で、「自分はどこで勝負するべきなのか」を真剣に考えるようになったことです。ゲーム実況は、ゲームの腕前やトーク力、人脈などで勝負する世界で、このまま活動を続けていても正直大成する未来は見えませんでした。

一方で、私は本業でシステムエンジニアとしてインフラ領域やプロジェクト管理に携わりながら、資産形成にも取り組んできました。また、教員免許の取得や新卒就職活動の支援、後輩育成など、キャリア形成に関わる経験も積んできました。こうした経験や知識は、自分だからこそ提供できる価値(勝てる可能性がある領域)だと考えています。そのため現在は、それらを活かせる資産形成やキャリアに関する情報発信へと軸足を移しています。

私がこの5年間で学んだことは、「頑張ること」そのものよりも、「自分が価値を発揮できる場所で頑張ること」の方がはるかに重要だということです。

もちろん、インターネットでの情報発信でうまくいくかには運の要素が大きく関わります。ただ、自分の経験や専門性、希少性を活かせる分野で挑戦した方が、成功する可能性を高められると私は考えています。

まとめ

私は、ゲーム実況を仕事や収益目的で始めることはおすすめしません。理由は、市場が想像以上に厳しいからです。ゲームが上手いだけでも、話が面白いだけでも、成功できる世界ではありません。

「有名になりたい」「収益を得たい」という目的でゲーム実況を始めようとしており、この記事を読んで少しでも不安を感じているのであれば、一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。

「なぜ視聴者は、自分の配信を選んでくれるのか。」

この問いに自分なりの答えを持てなければ、ゲーム実況で満足のいく成果を上げることは難しいでしょう。

私は約5年間、累計約2,800時間ゲーム実況を続けてきました。その時間を後悔しているわけではありません。むしろ、その経験があったからこそ、自分が本当に価値を発揮できる場所はどこなのかを考えるきっかけができました。

だからこそ、これからゲーム実況を始める方には、私と同じ遠回りをしてほしくないと思っています。まだ私自身も道半ばであり、偉そうなことを言える立場ではありません。それでも、この5年間で得た経験や気付きが、これから情報発信に挑戦する誰かの参考になれば嬉しく思います。

ABOUT ME
きょうにぃ@資産形成・キャリア選択支援
30代|都内SE|資産形成×キャリア発信|理系大学院卒|IT系サラリーマン|クラウド系インフラエンジニア|(たまに)雑談配信|資産▲240万→500万|AWS・Azure資格保有|元教員志望(数学)|投資・節約・キャリアのリアルを発信中