この記事では、以下についてまとめています。
・学生納付特例制度の仕組み(追納とは何か)
・追納すると年金はいくら増えるのか
・何歳まで生きれば元が取れるのか
・追納とNISA運用を比較した結果
・最終的に私がどう判断したのか
お疲れ様です、きょうにぃです。コンチワコンチワ!!
ある日、自宅のポストにこんな手紙が届きました。
「国民年金の大切なお知らせです。
年金額を増やしませんか? ~追納のご案内~」
どうやら、学生時代に利用していた
「学生納付特例制度」の追納案内のようです。
学生納付特例制度は多くの大学生が利用している制度ですが、
追納すべきかどうかについては意外と情報が少ないのが実情です。
追納すると将来の年金が増えるとのことですが、
・本当に得なのか?
・追納しないと損なのか?
・NISAで運用した方が良いのでは?
など、正直かなり気になります。
そこで今回は、
「学生納付特例の追納は本当に得なのか?」
について、実際の案内はがきの数字をもとに
損益分岐点・節税効果・資産運用との比較まで含めて試算してみました。

※画像はChatGPTにて生成。
結論~学生納付特例は追納すべき?~
まず初めに結論から、
結論:
追納は「超安定資産」としては合理的。
ただし期待リターンを重視するなら資産運用の方が有利な可能性が高い。
私は今回は追納せず、NISAでの資産運用(インデックス投資)を選択する予定。
ある日こんな手紙が届いた
ある日自宅のポストにこんな手紙が入っていました。

書いてあることのポイントとしては、
あなたに知ってほしい
国民年金の大切なお知らせです。年金額を増やしませんか?
~追納のご案内~
どうやら、年金額を増やせるかもしれない案内のようですが、
どうも胡散臭い、、、
なので、この際損得をしっかり試算したいと思います。
そもそも学生納付特例とは?
ここで簡単に制度の整理をします。
- 国民年金は20歳から支払い義務あり
- 学生は収入が少ないため「学生納付特例制度」が利用可能
- これは免除ではなく猶予
- 猶予を受けた期間から10年以内なら追納可能
- 追納しない場合は将来の年金額が減る
※学生納付特例期間は満額年金の計算に含まれない
👉 国民年金の受給額が減るとなると、やはり損得が気になる。
追納すると年金はいくら増えるのか?
このセクションでは、追納すると年金としてどの程度受給が可能なのか、
実際に私がもらった案内はがきベースで試算します。
前提条件
- 追納対象:24か月※厳密には誕生月によって変動
- 1か月あたり:約17,000円
- 1年間あたり:約20万円
- 追納総額:約40万円
年金増加額の目安
1年間分追納すると、年金が年間で、
約2万円※納付猶予(学生納付特例)期間の場合
増える。
つまり、
1年分 → 年約2万円増額
2年分 → 年約4万円増額
👉 今回は、追納によって年4万円増えると仮定して試算します。
追納時の損益分岐点・節税額を計算する
追納して得られる年金は何歳まで生きるとプラスになるのか、
計算してみます。
追納総額:40万円
年間増額:4万円
→ 40万円 ÷ 4万円 = 10年
※インフレや年金改定は考慮していない単純計算です。
つまり、
受給開始から10年以上生きれば元が取れる
65歳受給開始なら、75歳以上でプラス。
日本人平均寿命と照らし合わせると、
男性:約81歳(約+24万円受給)
女性:約87歳(約+48万円受給)
となり、統計的にはプラスになる可能性は高い。
また、世界一長生きしたとすると、
ジャンヌさん:約122歳(約+188万円受給)
※歴代最長寿の女性(2026年3月時点)
木村さん:約116歳(約+164万円受給)
※歴代最長寿の男性(2026年3月時点)

※↑画像はGoogleAIによる概要より引用
さらには、年金の追納は社会保険料控除の対象となるため、
年収500万円(給与所得者、独身、扶養なし)のケースだと、
追納時の合計節税額は約+6~8万円となる。※2026年3月時点
より詳しい節税額の明細が知りたい方は、
こちら(マネーフォワード クラウド会社設立HP)の記事をご参照。
NISAで資産運用した場合の期待リターン
一般的な投資信託(インデックスファンド)での運用を想定して、
期待リターンを算出してみます。
追納分の40万円を年利5%で30年運用すると仮定。
※運用期間は追納可能な”年齢上限(32歳)~年金支給開始(65歳)”
までの合計期間 約30年間 とした。
※実際には65歳以降も運用は可能ですが、
今回は比較をシンプルにするため65歳時点で、
現金化する前提で試算しています。
気になる運用資産額は、
40万円 × (1.05)^30 ≈ 約173万円

※↑グラフはアセットマネジメントone株式会社HPから引用
ただし、資産運用には、
- 市場リスクあり※値動きがある
- 元本保証なし※絶対に儲かる訳では無い
- メンタル耐性必要※投資握力が必要
という注意点があることをお忘れなきように。
※投資はあくまで自己責任でお願いします。
年金追納 VS NISA運用
ここまでの試算結果を整理していきましょう。
年金追納時の結果整理
追納時の受給額+控除による減税額(8万円)とすると、
ジャンヌさん(122歳)の場合は合計約+196万円分…①
木村さん(116歳)の場合は合計約+172万円分…②
NISA運用時の結果整理
40万円 × (1.05)^30 ≈ 約173万円…➂
①、②、➂の数字だけを単純比較すると、
117歳まで生きる場合は年金追納の方がお得。
116歳まで生きる場合はNISA運用の方がお得。
という結果になりました。
で、あんたはどうするの!?
ここまで、学生納付特例の追納について、
- 追納するとどれくらい年金が増えるのか
- 何年生きれば元が取れるのか
- NISA運用と比較するとどうなるのか
という点を整理してきました。
では、結局私はどうするのか。
結論としては、今回は追納は行わず、その分は資産運用に回す予定です。
理由はいくつかあります。
まず、今回の試算では、
追納によって増える年金は年間約4万円程度でした。
損益分岐点としては、受給開始から約10年程度で元が取れる計算になります。
そのため、平均寿命まで生きる前提であれば、
追納自体は十分合理的な選択肢だと思います。
ただし一方で、今回の追納額である約40万円を資産運用に回した場合、
長期投資ではそれ以上のリターンになる可能性もあります。
例えば、年利5%で30年間運用できた場合、
40万円 → 約173万円程度
まで増える計算になります。
もちろん、資産運用には市場リスクがあるため、
この通りの結果になるとは限りません。
一方で年金制度についても、
- 少子高齢化の進行
- 現役世代の負担増加
といった背景があり、
将来的に給付水準が調整される可能性も指摘されています。
※正直、年金も貰えるかは正直分からない。
このような点を踏まえると、
確実性を重視するなら追納、
期待リターンを重視するなら資産運用
という構図になると感じています。
私自身は、ある程度リスクを取ってでも
長期の資産形成を優先したいと考えているため、
今回は追納は行わず、NISAなどの資産運用に回すという判断にしました。
※ただし、リスクを取りたくない場合や、
確実に将来の年金額を増やしたい場合には、
追納という選択も十分合理的だと思います。
まとめ
本記事では、学生納付特例制度の「追納」について、
・追納額:約40万円
・年金増加額:年間約4万円
・損益分岐点:約10年(75歳前後)
という試算をもとに、追納のメリット・デメリットを整理しました。
平均寿命まで生きる前提であれば、
年金追納は統計的に合理的な制度と言えます。
一方で、同じ資金を資産運用に回した場合、
より大きなリターンになる可能性もあります。
私自身は長期の資産形成を優先し、
今回は追納せず資産運用に回す判断をしました。
ただし、確実に将来の年金額を増やしたい場合には、
追納も十分合理的な選択肢だと思います。
この記事が、
学生納付特例の追納を検討している方の
判断材料になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
動画で解説|学生の時に猶予した年金は追納すべき?
動画URL★制作後別途更新★














